STRANGE - カゲナシ*横町

□ 金、金、無ぇ・・・・ □


「・・・・金欠だ」
「ど、どーしたのガイルくん、その唐突なカミングアウト」
「だから、金欠だっつってんだろ金食い虫」
「金欠って、まーたまたガイルがしっかりやりくりしてんだからぁ、そ〜んなわけ・・・・」

パラ
パラパラ・・・・

「・・・・細かい粉しか出てきませんね〜」
「マジックでしょ。お金が粉になって出てくる財布なんでしょ」
「そんな財布捨てとるわっっ!!」
「マジで!? マジで金無いの!?」
「無ぇっつってんだろさっきから!! お前が『アクセント』でツケため込んだり、このオレンジが半端無いくらい食うから!!」
「けど、いつもだってそーゆう生活してたじゃん!! なんで今回ばっかり」
「俺も知るか。いつの間にか出費がかさんでたんだ・・・・ツケも少し平均を超えてたけど、食い扶持は無理矢理押さえてたし」
「おかげで私、いっつもお腹減りっぱなしだったんですよぅ」
「しゅ、収入は?」
「俺はバイト休んじゃいないから・・・・ティルーナ、お前の稼ぎは?」
「アデレーナさんからきちんともらって、ガイルさんに提出してますよ〜・・・・三分の二」
「わかった、今度はアデレーナから俺が直接もらう、で」
「ひひひひどいですよ、私の楽しみがっ!!」
「(無視)お前は、不審者?」
「そのあだ名的なものやめようよ。俺もうずたぼろなんだけど」
「早く回答」
「・・・・ガレアンの使いっぱとか?」
「ちゃんと金、もらってんのかよ。というか、金もらってんなら俺はお前をぶっとばす」
「ちょちょちょっ!? もらってない、もらってないんだよホント! 小銭一つもらえてねぇっ!」
「ならそんな使いっぱしなくていいわぁっ!」
「・・・・あ、ガイルさん?」
「なんだよティルーナ、今俺はこいつを」
「お財布の中に、粉に混じってこんなものが」

カサリ

『こんにちは☆
「BAR アクセント」のステントラのツケ+ケゼンのツケも、ガイルのふところからいただいちゃいました〜!
代わりにおからをちょびっと入れておきますね。ではでは!
アルバイトのニナより』

「・・・・なんだ、このメモ」
「ケゼンの分・・・・? そういえば、アイツもツケてたけど、誰が払ってるとか聞いたこと」
「あ、私、アデレーナさんから聞いたことあります〜」
「なんだって?」
「なんでも、ステントラさんのはガイルさんからって決まってるんですけど、ケゼンさんの場合、弟のヒュゼンさんもどっちかというと『ツケる』方なので、くじ引きで肩代わり相手を決めてるそうですよ〜。で、決まったところにニナさんが・・・・」
「強硬手段?」
「はい〜」
「・・・・」

((3、2、1・・・・))

「ざっけんじゃねええええええええええ!!?」


□ fin □


ガイル家、金欠になる。の巻でした。
普段はガイルがもうこれでもかっっって言いたくなるぐらいの細かさで家計簿つけてるので、お金がなくなることは滅多にありません。
金欠話、ガイルとステントラの昔話でも確かありますよ〜。
また後日、Upしましょ。