カゲナシ*横町 - Lost and End
□ Lost and End 〜楽園の章〜 □


あとがき

 中編……にしては、かなりなボリュームとなってしまいました;アハハな感じの『Lost and End 〜楽園の章〜』でした。ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
 前回の東洋というか中華風というか、そんな感じのファンタジーに引き続き、今までに書いたことのない、けれど書きたかったジャンルに手を伸ばしてみた結果、空色レンズはこんなもんができあがりました。はい、テーマは『SF』。……あれ、これSFなのかね?

 クレーズ、忍に関しては、だいぶ昔からイラストで存在していました。とりあえず喧嘩っぱやそうな背の高い少年と、無表情で無口で冷静なモノクルの少年……最終的に、喧嘩っぱやそうなのはただのヘタレな青年になってしまいましたが。クレーズは、いろいろと諸事情があってほどよく感情が発現しかけているところです。
 校内用の部誌の原稿に書いた分には、挿し絵として二枚分、クレーズと忍のタッグ、クラと鉄のタッグを載せてみたりと、なかなか印刷段階でも冒険の多かったお話しであります。いやあ、楽しかった。
 長年……とはいっても二年か三年くらいだと思いますけど、あたためてあたためて、いつか日の目を見せてやると息巻いていた世界。……こういう「書きたいけれど踏ん切りがつかない」ってヤツ、文芸部用として題材に選んで書き出せばかなりいけると思います。

 若干脱線しましたが、今回『Lost and End』を書いて、まず最初に母に推敲してもらいました。推敲というか、まずはざっくり読んでみて欲しいと頼みまして。ぼちぼち訂正箇所が見つかり、相談し、まあストーリーはこんなもんだろうと言われて、最後に。
「これ、前の話があるでしょ」
 と言われました。
 あります!!!!!
 言うなれば、今回の『楽園の章』はセカンド・ストーリー、第一話の皮をかぶった第二話です。なんでわざわざそこから書いたんだって話ですが、単純、書きたかったからですよ!!! ……すみません、不親切な書き手で。
 『楽園の章』冒頭部分の会話は、ほぼコレの一つ前、ファースト・ストーリーからまるまるきている内容です。ある意味、伏線ってヤツですか。違いますか、そうですか。
 ……順番は軽く入れ替わったりしてしまいましたが、次回こそ、本当の第一話『Lost and End 〜遭遇の章〜』を書き上げて叩きつけたい(?)と思います。はい、『楽園』と『遭遇』で基本的にこの二人の話は終わりですね。『楽園の章』の後日談もひょっとしたら書くかもですが、それはまた、『遭遇の章』が書き終わってからイロイロ考えます。

 いやもう、長々と妙な後書きに。
 まとまりもありませんね! 内容は。とりあえず思ったことをつらつらと……あ、それが後書きか!
 というわけで、これからもどうぞよろしくお願いします。
 ………………といってもこれから空色レンズは人生最大の荒波が待ってるんだ!!!

(2010/03/18  空色レンズ)
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