カゲナシ*横町 - Lost and End
□ Lost and End 〜遭遇の章〜 □


あとがき

 はい、Lost and End第二弾、『遭遇の章』でした!!! まあタイトルからして誰と誰が遭遇すんねん、ていのはばっちり分かりましたよね? これが、前作『楽園の章』にて言っていた『実質第一話』にあたります。
 なんとなく読んだあとの雰囲気から察していただけるかと思いますが、こっちの方がなんとなくSFって雰囲気が薄いんですよね。『楽園』では戦闘ロボまで出したのにさぁあああ!!!!!(お前その基準……)

 しかし、これを書いたのはもうだいぶん……つーか半年前なので(現在2011年3月)、書き上げた当初の感動は薄れてきてますねー。何を後書きに書けばいいのやら? という感じで。
 ああ、何かあるかなぁと思えば、変態さんが出せました(笑) シュヴァルツは『楽園』でも一瞬名前が出てきたとおり、『遭遇』が終わったあとももうストーカー真っ青な勢いで二人を捜索しまくります。その中で、何度か人海戦術を前に屈して片方が捕まっちゃったり実験台にされかけたり殺されかけたりと、主人公二名とロボ二台は修羅場という修羅場をくぐりまくっていきます。この時期に二人ともいろいろとたくましくなりました。ビバ変態。最高の障害。
 あと、プロローグとエピローグにちょっと出てきた少年レギですが、本当は彼とクレーズたちとの邂逅の話もあります。が、面倒くさいので削って、とりあえず立場だけはっきりさせて(レジスタンス活動が活発なクラスタに住んでいた子ども)、いろいろ縁があってドームにまで連れていく、というところだけ抜き出しました。その間の回想話、みたいな……今回の構成。

 さて、なんとか終わった『Lost and End』。文芸部における、自分の中で初の試み(シリーズとして掲載)を行なったものでしたが、愛着は今までの文芸部作品の中でもダントツです。これはなるべく妥協なんてしないように、と思いながら書いてました…………え、他の作品は妥協したのか……って……? 読めば何となく熱の入り方とか違うの分かりますよ(苦笑)。
 クレーズと忍の旅は、実はまだ続きます。続きますが、細かいお話は多分もう書きません。自分の中ではオチがついてしまったので。
 さて、そんなオチをつけるお話……最後の最後、本当なら載せるはずがなかった最後の章。『小道の章』というものが存在しております。これは本当にすべてをすっ飛ばして、彼らの旅の結末を記したお話です。この作品の後書きで書くのもなんですが、ご自分で二人の旅を想像したいなーという方は、読まない、ほう、が……? まあそこらへんは自由です。

 なんだか長々と語ってしまった……何も話すことないのになぁとか抜かしてたくせに(笑)。
 では、改めまして、ここまで読んでくださりありがとうございました!

(2011/ 空色レンズ)
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素材提供 : 月の歯車